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 HOME > 動物実験Q&A > MRMC Q&A  
 


MRMC(医学研究改革委員会/米国)による動物実験Q&A

動物実験についてしばしば質問される事項
についての解答

Q6

ほとんどの医師は動物研究を支持しているのではないですか。

 

A6

医師は動物実験の現状から利益を得ている機関で訓練を受けています。そのため、あまり深く考えることもなしに動物実験を支持する傾向があるのです。それでもなお、動物実験に批判的な医師も多くいます。例えば、3,000人以上の医師がPCRM(責任ある医学のための医師委員会)やMRMC(医学研究近代化委員会)の会員になっていますが、この2つの組織は動物実験に対しきわめて批判的な立場をとってきました。しかしこれらの医師たちが取材を受けたり、意見を表明する場を提供されることはめったにありません。

 動物実験を存続させるのに必要な戦術(この戦術からは証拠や議論を押さえつけようという明らかに非科学的な願望が見て取れます)の一つは、批判者たちを黙らせることです。多くの科学者たちは現状に追随するよう追い込まれているのです。階級制度をなしている医学界において、研究助成金の配分やどの論文が掲載されるべきか、また誰を昇進させるかといったことを決定するのは往々にして動物実験者であるため、研究の現状を批判する人たちは自らの研究者としてのキャリアを危険にさらすことになるのです。

 

 

 

 

 
MRMC(医学研究改革委員会/米国) Q&A 目次
Q1 歴史的に見て、動物実験の価値とは、どのようなものですか?
Q2 ムダな動物研究の例をあげられますか。
Q3 必要な動物実験もあるのでしょうか。
Q4 医薬品を人間で試験する前に、動物で試してみる必要はないのでしょうか。
Q5 医師は人間で外科手術を行う前に、動物で外科の手技を練習する必要はないのでしょうか。
Q6 ほとんどの医師は動物研究を支持しているのではないですか。
Q7 100万匹のラットと1人の人間の子供の命とどちらを優先しますか。
Q8 動物自身も動物研究の恩恵を受けているのではないでしょうか。
Q9 公設収容所からの動物実験への払い下げについてはどのように考えますか。
Q10 動物モデルが本当にそんなに不適当なものならば、研究者たちはなぜ動物モデルを使いつづけるのですか。
Q11 “基礎研究”の価値とは何ですか。
Q12 動物実験室への活動家の不法侵入についてはどのように考えますか。
Q13 科学者たちは質の高い研究を行うために、動物たちを大切に扱う必要があるのではないのですか。
Q14 最近義務づけられた「動物の管理(ケア)および利用に関する委員会」が、動物への人道的な取り扱いを保証しているのではないですか。
Q15 どのような研究代替法が現在、存在しているのですか。
Q16 動物の権利(アニマル・ライト)についてはどのように考えますか。
Q17 MRMCの歴史について説明して下さい。
Q18 MRMCの目標はなんですか? 

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