Q16
動物の権利(アニマル・ライト)についてはどのように考えますか。
A16
動物の権利の哲学は論理的に一貫しており、社会的にみても進歩的なものだと思います。また、社会がより思いやりのある公正なものになるべきだとする人々の主張には、私たちも同感です。それでも私たちの主張の焦点は、あくまで人間の健康を増進させることにあります。動物の苦しみを減少させるために努力している人たちには敬意をおぼえますが、私たちの組織はアニマル・ライトの団体ではありませんし、動物福祉団体でさえありません。主として医師や看護婦や、医学の進歩を通じて人間の福祉の向上に専心するその他の人々からなる団体で、私たちが動物実験を評価するのは科学的なメリットや人間にとっての利益があるかどうかという観点からです。MRMCはこの2つの観点から見て、動物実験がまったく妥当性を欠いていると考えます。