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 HOME > 動物実験Q&A > MRMC Q&A  
 


MRMC(医学研究改革委員会/米国)による動物実験Q&A

動物実験についてしばしば質問される事項
についての解答

Q4

医薬品を人間で試験する前に、動物で試してみる必要はないのでしょうか。

 

A4

 動物を使った毒性試験はきわめて信頼性の乏しいものです。その理由として、人間と人間以外の動物の間の代謝上の違いや生理学的な違い、異なる種に投薬量を外挿する(当てはめる)ことの不確実性、人間に起きる副作用の多くを動物実験では予見できないということ、などがあげられます。動物を用いた毒性試験で得られたデータが臨床において関連性を持つと考えにくいということは医学文献にくり返し記述されてきました。毒性試験における多くの近代的な技術ははるかに正確なものなのですが、残念なことに古い習慣とはなかなかすたれないものです。動物実験データは決して信頼性をもって人間に適用することはできないものですが、担当行政機関は製薬会社が多くの動物実験を行なうことを現在も義務づけています。

 しかしながら、米国の国立癌研究所(NCI)は抗癌剤の候補となる物質をスクリーニング(ふるい分け)する方法としてマウスによるバイオアツセイ(生物検定)を使っていましたが、それを人間のさまざまな癌細胞の組織培養を用いた一連のテストに変更しました。多くのイン・ビトロ(細胞および組織培養)テストが、動物実験よりも反応が強く正確で効率的であることがわかってきています。イン・ビトロのスクリーニングと組み合わせれば、医薬品の市販後監視(PMS)によって予期せざる副作用も迅速に検出することができるでしょう。このような効率的な医薬品監視システムがもし1960年代に存在していたならば、サリドマイドが先天異常を起こすことは、2〜3の症例が出た時点でわかっていたことでしょう。

 

 

 

 

 

 
MRMC(医学研究改革委員会/米国) Q&A 目次
Q1 歴史的に見て、動物実験の価値とは、どのようなものですか?
Q2 ムダな動物研究の例をあげられますか。
Q3 必要な動物実験もあるのでしょうか。
Q4 医薬品を人間で試験する前に、動物で試してみる必要はないのでしょうか。
Q5 医師は人間で外科手術を行う前に、動物で外科の手技を練習する必要はないのでしょうか。
Q6 ほとんどの医師は動物研究を支持しているのではないですか。
Q7 100万匹のラットと1人の人間の子供の命とどちらを優先しますか。
Q8 動物自身も動物研究の恩恵を受けているのではないでしょうか。
Q9 公設収容所からの動物実験への払い下げについてはどのように考えますか。
Q10 動物モデルが本当にそんなに不適当なものならば、研究者たちはなぜ動物モデルを使いつづけるのですか。
Q11 “基礎研究”の価値とは何ですか。
Q12 動物実験室への活動家の不法侵入についてはどのように考えますか。
Q13 科学者たちは質の高い研究を行うために、動物たちを大切に扱う必要があるのではないのですか。
Q14 最近義務づけられた「動物の管理(ケア)および利用に関する委員会」が、動物への人道的な取り扱いを保証しているのではないですか。
Q15 どのような研究代替法が現在、存在しているのですか。
Q16 動物の権利(アニマル・ライト)についてはどのように考えますか。
Q17 MRMCの歴史について説明して下さい。
Q18 MRMCの目標はなんですか? 

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