報道 |
主な見出し / 概要 |
2004年
12月18日 |
毎日新聞 |
徳島大・放射性物質不適切管理 大学院教授ら、減給・戒告処分
徳島大医学部で放射性物質を含む廃液瓶が不適切に保管されていた問題で、同大は、規則などに定められた手続きを経ずに放射性同位元素を管理区域から研究室に持ち出し、使用したなどとして、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(分子細菌学分野)の教授を減給(平均賃金1日分の半額)、同部の講師を戒告の懲戒処分とした。
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2004年
11月20日 |
読売新聞 |
放射性物質を放置、東大病院に厳重注意
文部科学省は、東京大学医学部付属病院東研究棟で、放射性物質が放置されているのが見つかったと発表。放射線が弱く、遮へいされていたので被ばくの可能性はないとしている。同省は東大に対し厳重注意した。
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2004年
10月31日 |
共同通信 |
無断で病理組織スライドも 琉球大医学部、処分も検討
琉球大医学部の教授らが無断で、同じ研究室に勤務する技官から摘出された脳腫瘍の病理組織標本を作製していた問題で、医学部長が会見し、教授がスライドも作成して県外の病院での講演会に持参していたことを明らかにした。 |
2004年
10月22日 |
毎日新聞 |
<京都大大学院>青酸カリ500グラム紛失の可能性
京都大大学院薬学研究科は、廃棄予定だった猛毒の薬品シアン化カリウム(青酸カリ)の500グラム入り瓶を紛失した可能性があると発表。1000人分以上の致死量にあたるとみられ、同科は学内調査とともに京都府警川端署に捜査を依頼する。
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2004年
9月8日 |
共同通信 |
「解剖実習で過敏症に」 元学生、大学に1億円請求
化学物質過敏症で、東海大と山口大の医学部を中退した東京都の30代女性が「解剖実習で大学側がホルマリンなど有害物質への安全対策を怠ったのが原因」として、両大学に計1億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
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2004年
8月23日 |
共同通信 |
放射性物質入り瓶千本放置 徳島大に厳重注意
徳島大医学部の研究室などに、放射性物質を含んだ廃液が入った瓶など約1100本が放置されていたことが分かった。瓶の表面の放射線量は低く、周囲の汚染もないことから、人体や環境に影響はないという。文部科学省は、大学長に文書で厳重注意した。同大は近く教授らを処分する方針。
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2004年
7月26日 |
読売新聞 |
「汚い」国立大実験室が「きれい」に…1年で緊急改善
「狭くて汚い」「換気が悪く危険」と言われた全国の国立大学の化学実験室が、この1年間で一変した。今春の法人化で企業なみに労働安全衛生法が適用される事態を受け、文部科学省が約1万3000室の改善を急ぐ必要があると判断。最終的に118億円を緊急支出したため。だが今後の安全管理にかかる費用は各大学持ち。「負担に耐えきれず実験室を減らす大学も出てくるのでは」と研究への影響を懸念する声も出ている。
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2004年
7月13日 |
共同通信 |
解剖実習の健康被害1000件 医・歯学部、退学例も
国公私立大の医学部や歯学部で、解剖実習でホルマリンを使った学生が、目やのどの痛みなどの健康被害を訴えたケースが1998年度から2003年度までの6年間で1015件に上ることが文部科学省の調査で分かった。03年度には、化学物質過敏症の診断を受けた医学部学生が退学した例も1件ある。 |
2004年
7月12日 |
共同通信 |
徳島大でまた放射性物質 廃液入り瓶18本発見
徳島大医学部の研究室で放射性物質を含んだ廃液入りの瓶が発見された問題で、他の研究室からも放射性物質を含んだ廃液入りの瓶が見つかったことが文部科学省に入った連絡で分かった。
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2004年
6月29日 |
共同通信 |
徳島大研究室に放射性物質 瓶に廃液、汚染なし
徳島大医学部の研究室で、放射性物質を含む廃液入りの瓶が見つかっていたことが、文部科学省への連絡で分かった。同省放射線規制室は連絡が遅れたことについて徳島大を厳重注意。検査官を派遣し、現場の状況を確認する。
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2003年
10月30日 |
琉球新報 |
<病理標本>琉大教授、患者に無断で入手
琉球大学医学部の教授と助手が2000 年 9月、県内の病院で脳腫瘍の摘出手術を受けた患者の病理組織を本人に無断で入手し、標本作製などに利用していたことが、分かった。
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2003年
5月29日 |
毎日新聞 |
<国立大実験室>排気や避難路の不備1万室超 文科省調査
全国の国立大学や高専などの実験室の3分の1に排気設備や避難路の確保などで不備があることが、文部科学省の調査で分かった。同省の有識者会議は学校全体の管理体制の整備や、使用する化学物質の種類に応じた改善計画の作成など安全衛生に関する報告書をまとめた。同省には指針作りを求めている。来春予定の法人化に伴い、国立大には労働安全衛生法が適用されるようになり、報告書は同法に基づく必要な対策を要請した。
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2003年
4月23日 |
時事通信 |
北大で未届けの放射性物質=40年以上、研究室に放置
北海道大学は、大学院工学研究科の研究室で、届け出のない放射性物質が見つかったと文部科学省に連絡した。発見されたのはコバルト60とストロンチウム90で、鉛容器8個に入っていた。放射線量は微量で、人体への影響はほとんどないという。
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2003年
3月19日 |
沖縄タイムズ |
論文に連名の教授懲戒処分/盗作問題で琉大
琉球大学は、同大医学部の元助手による論文盗作問題で、共著者として論文に連名した同大医学部の教授を戒告の懲戒処分とした。
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2003年
2月19日 |
読売新聞 |
国立大の化学実験施設、3分の1が安全衛生管理に不備
国立大学や国立高専などが持つ化学実験施設、約3万8000室のうち、3分の1の1万3000室で、排気装置や自家発電装置などの安全衛生管理に不備があることが文部科学省の調査で分かった。私立大や民間機関は、罰則付きの労働安全衛生法が適用されるのに対し、国立大は罰則のない人事院規則で自己管理にゆだねられていた結果が、ずさんな管理につながった。独立法人化により同法が適用されるため、同省は、緊急の有識者会議を設置し、指針作成に乗り出した。
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2003年
2月18日 |
山陽新聞
ほか |
無断治験と国に賠償命令
金沢大病院 がん治療で地裁
金沢大学医学部付属病院で1998年、抗がん剤を投与された際、研究対象になっているとの説明を受けなかったとして、患者の家族が国に対し900万円の慰謝料を求めた訴訟で、金沢地裁は、無断で患者を研究対象とし「(患者の)自己決定権を侵害し、診療契約にも違反した」として、国側に計165万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
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2002年
10月28日 |
毎日新聞 |
<電子メール>盗み見の大学教授を減給処分 大分医科大
大分医科大学の男性教授が96年8月2日〜今年5月7日、学内LANで部下の電子メールを盗み見ていた問題で、大学は教授を減給(10%、6カ月)処分とした。また、新たに男性技官が、解読用ソフトで同僚のパスワードを解読していたことが分かり、戒告処分とした。
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2002年
10月21日 |
読売新聞 |
研究用原子炉の不正行為、内部告発2件を受理
文部科学省が所管する大学や企業の研究用原子炉に関する不正行為の内部告発が2件あり、開かれた同省の原子力施設安全情報申告調査委員会で報告された。同省での原子力関連の内部告発は初めて。
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2002年
9月4日 |
時事通信 |
琉球大医学部助手が盗作論文=「英語苦手、締め切り迫ってた」
琉球大学医学部の助手が学会誌に教授との共著として発表した論文が盗作だったことが分かった。同学部の内部調査に対し、助手は「英語論文は苦手だったし締め切りも迫っていた」と盗作を認め、辞意を伝えているという。
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2002年
8月21日 |
琉球新報 |
医学論文盗作疑惑/琉球大学
琉大医学部の教授と助手が連名で2000年に発表した論文に対し、米国の研究者から盗作との指摘があり、琉大医学部が調査委員会を設置したことが分かった。琉大は調査委の結果を受け、処分に相当するかなどの対応を検討する。
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2002年
5月24日 |
読売新聞 |
産業医大教授が無資格で学生から静脈採血…北九州
産業医科大の産業保健学部の教授が1999、2000年度の実習で、医師免許など必要な資格がないのに、学生から静脈採血をしたとして、戒告処分を受けていたことが分かった。他人から採血することは、法律で医師ら有資格者に限られているが、「無資格の採血は10年ほど前から行われていた」という大学関係者の証言もあり、同大は再調査に乗り出した。厚生労働省は「事実とすれば医師法違反の可能性がある」と指摘している。
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2002年
4月20日 |
毎日新聞 |
三重大事故 爆発する実験をしていたとは…−−不安げな周辺住民
三重大学生物資源学部付属農場内の実験室で爆発事故が 起きた。実験中の教官や学生はいずれも軽いやけどで命に別条はなかったが、テレビニュースなどで事故を知った周辺住民らが駆け付け、不安そうに農場を見つめていた。同大工学部には報道陣や家族ら関係者からの問い合わせが相次ぎ、事務担当者らが対応に追われた。
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2002年
3月18日 |
毎日新聞 |
<愛知医大>管理区域外で放射性物質使用 文科省が厳重注意へ
文部科学省は、愛知医科大学の現職教授が80年ごろ、医学部研究棟にある放射線管理区域外の実験室で、放射性物質のトリチウムを使った実験をしていたと発表した。学内の調査で管理区域外にある冷蔵庫から、トリチウムを含む研究用試薬瓶2個が見つかった。放射能汚染はない。文科省は、愛知医大を厳重注意する。
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