【イタリア】
動物実験の「良心的拒否権」の拡大へ向けて
AVA-net News (2004.1-2)
翻訳:竹内
動物実験への良心の反対の権利を、EU内で宣言書にするという提案が、4月にイタリアの5名の議員からなされた。しかし、ヨーロッパ議会の公的見解にするためには、626人のEU議員の少なくとも半分が、文書提示から3ヶ月以内に、ブリュッセルとストラスブルグに用意されている部屋へ個人的に署名に赴くことが必要だ。
この審議を完遂させるのは非常に難しい。どんな署名集めも314には届かない。だが国際的に強力な動議が最良の結果をもたらすことを我々は願っていた。しかし、残念ながら、同意の数は非常に低く、65にとどまった。我々にとって勇気付けられるのは、その内の38名がイタリア人だったということだ。しかし、他の加盟国の大部分のありきたりな回答はこの努力を無駄にした。これは、ヨーロッパ下院議員が「良心の反対の権利」承認に、共同体レベルで反対しているという意味ではない。だが、このテーマがまだ、彼らの関心の中心でないことは確かだ。署名という些細な仕事にスケジュール帳のスペースをさくほどまでには。
「良心の反対の権利」公認を他の国々へも広げることを目標としたキャンペーンを、我々は続けよう。1993年のこの法律がイタリアでも完全に遂行されるためにも。選挙区ごとのヨーロッパ議員リストを以下に掲載しよう。署名した人と署名しなかった人がわかるので、自分が選んだ議員たちが何をしたかを知るのに役立つはずだ。また次の選挙まで記憶に留めておくためにも。
LAV(イタリアの動物実験反対団体の機関紙) 2002.10月号より
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