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AVA-net News No.83 (2000.11-12) 翻訳:宮路
中華航空(台湾)は9月5日、実験用霊長類の空輸中止を決定した。民間航空会社は毎年1万頭以上の実験用霊長類をアメリカに空輸しており、そのほとんどは捕獲された野生個体だ。空輸は長時間に渡り、荷物室は狭く、空気調節や温度調節も不十分なので、目的地に到着した霊長類の中には病気になっていものや死亡しているものもいる。1999年のアメリカへの実験用霊長類空輸数トップはエールフランス国営航空の3000頭(中華航空は2番目)で、エールフランスは動物保護活動家からの再三の要請にもかかわらず空輸を中止する意向はないという。しかし、空輸を取りやめる航空会社は年々増えており、デルタ航空も6月に空輸を中止したばかりだ。なお、まだ空輸を行なっている航空会社の中には日本航空も含まれる。
(API)