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 HOME > 全国ネットワーク活動 > [新潟県]犬猫の実験払い下げ廃止  
 

AVA-net全国ネット活動

Good News![新潟県]

 犬猫の実験払い下げ廃止
処分方法も麻酔薬による致死処分へ
(平成15年度から)

AVA-net News No.100 (2003.5-6)
O.T.(新潟県)


 平成15年度から、ついに新潟県の動物行政も大きく変わることになったので御報告します。変わってしまえば当たり前のようなことばかりですが、大きな前進と思います。現在計画中の動物愛護センターについても官民一体となった施設運営を目指すとのこと。これが実現するように今後も働きかけたいと思います。

1、動物実験払い下げ廃止

 毎年10数匹の猫が新潟大学に払い下げられていましたが、ついに廃止が決まりました。大学側は続行を希望しているが、県としては今後は払い下げをしない方針であることを伝えたとのこと。新潟市も県にならって廃止の予定です。

2、全頭安楽死処分

 長年、サクシン(筋弛緩剤)注射での窒息死が行われてきましたが、今後は麻酔前投薬であるケタミンとドミトール併用で眠らせてからサクシンを注射することになりました。新潟では年間約6000匹が処分されていますが、安楽死の年間予算はわずか100万円。これなら他の自治体でも可能な金額ではないかと思いました。必ず麻酔で眠ったことを確認をしてから処置する、と担当の方がお話ししてくれました。体重を確認するためのヘルスメーターも備品になったそうです。

3、ペット霊園に埋葬

 今までは処分後の屍体は家畜の飼料として骨粉になり、狂牛病事件後は何とセメントに混ぜられて建築資材になっていました。これが、今後はペット霊園で焼却、埋葬されることになりました。

 

 

 

 

新潟の犬猫たち

保健所に持ち込まれるのは、ほとんどが幼い子猫たち。不妊去勢が望まれる。

保健所に持ち込まれた犬たち。きょうだい犬なのに、いっしょに飼育放棄されたようだ。動物実験への提供が廃止された後は、新しい飼い主探しを進めることが望まれる。


ALIVE、生きものSOS、AVA-netの3団体が毎年行っている全国動物行政アンケート調査。みなさんのお住まいの自治体の動物行政の今を知るために、ぜひ資料集をご参考ください。

 詳しくはALIVEのサイトへ

 

 

 
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